ご回答ありがとうございました。
大変参考になりました。

　ご質問ありがとうございます。

>周囲のアメダス地点のデータのみから高所の気象の推定可能性を探る研究だと思いますが、今回の解析結果からどういった条件の時に、精度良く気温や風速、降水量の推定が可能（もしくはできない）など、まとめることは可能でしょうか？

　北海道は高山のアメダス（500m程度まで）、さらには民間の観測点もありません。中部地方では、アメダスは野辺山（1350m）、奥日光等でも得られます。また富士山のアメダス（3775m、気温、湿度などで、風速、風向、雨量がありません）があります。そして、最近得られるようになった槍ヶ岳・南岳（民間の山小屋で3000m程）があります。一方、高山の観測点は減らされています。阿蘇山、剣山、伊吹山等です。
　北海道の場合は、気温、風速等は傾度法（相関）法、冪乗法では推定が難しいですが、条件が整えば、可能なことがあります。例えば台風の影響がある中で、標高に対して直線的に風速が増加する事がありますが、そのような時は可能です。ただしこの風速にしても、高層気象があると助かります。
　良い方法は、高層気象です。北海道では、稚内、札幌、根室、釧路に高層気象がありますので、それから求めるのが良いと思います。風速ではウインドプロファイラーです。