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質問
投稿日 | : 2022/12/20(Tue) 22:19 |
投稿者 | : 根本 学 |
参照先 | : |
件名 | : Re: 質問 |
投稿日 | : 2022/12/23(Fri) 09:33 |
投稿者 | : 根本学 |
参照先 | : |
ご回答ありがとうございます。
地形因子として単純に起伏や方位との関係は弱く、標高に次いで、場所(緯度、経度)に大きく依存する、という事なのですね。だとすると、50mに展開する際に、少なくとも50mのDEMを持ちいて標高をより正確に与えることで、1km解像度より精度が向上することは期待できる、とも言えそうですね。
地形因子として単純に起伏や方位との関係は弱く、標高に次いで、場所(緯度、経度)に大きく依存する、という事なのですね。だとすると、50mに展開する際に、少なくとも50mのDEMを持ちいて標高をより正確に与えることで、1km解像度より精度が向上することは期待できる、とも言えそうですね。
件名 | : Re: 質問 |
投稿日 | : 2022/12/21(Wed) 22:09 |
投稿者 | : 岡田啓嗣 |
参照先 | : |
二つめのご質問について:
ダウンスケールの際の地形因子として重要度の大きいものは、標高・緯度・経度の3つです(添付2)。標高は説明不要だと思いますが、降雪は局所的な多寡が発生する現象なので位置の影響が大きいのだと思われます。起伏・凹凸がそれらの1/3程度の重要度で続きますが、傾斜や方位については小さいようです。融雪については地形因子の影響は微少で、これはメッシュ農業気象データそのものに既に地形因子の影響が組み込まれているためだと考えます(添付3:pは前日のデータを表す)。
ダウンスケールの際の地形因子として重要度の大きいものは、標高・緯度・経度の3つです(添付2)。標高は説明不要だと思いますが、降雪は局所的な多寡が発生する現象なので位置の影響が大きいのだと思われます。起伏・凹凸がそれらの1/3程度の重要度で続きますが、傾斜や方位については小さいようです。融雪については地形因子の影響は微少で、これはメッシュ農業気象データそのものに既に地形因子の影響が組み込まれているためだと考えます(添付3:pは前日のデータを表す)。
件名 | : Re: 質問 |
投稿日 | : 2022/12/21(Wed) 22:08 |
投稿者 | : 岡田啓嗣 |
参照先 | : |
ご質問ありがとうございます。
一つめのご質問について:
実況値です。
ご指摘の通り、精度の検証は不十分だと思いますが、ダウンスケールモデルは1kmメッシュにおける地形因子とSWEの関係を1kmメッシュの地形因子の情報を持つ50mメッシュに単純展開するものなので、誤差そのものの大きさはメッシュ農業気象データと同程度であると考えています。また、実用面を考えれば、「いつ頃消雪するのか?」、「どちらの消雪が早いか」という情報が重要です。前者は、融雪末期の急速なSWEの減少を考慮すると相当大きな誤差を許容できます(添付1)。後者は、狭い領域内(営農者の所有する圃場分布の範囲内)での地形の融雪への早晩関係を影響を評価するものだと考えれば、こちらも大きな誤差を許容できると考えます。
一つめのご質問について:
実況値です。
ご指摘の通り、精度の検証は不十分だと思いますが、ダウンスケールモデルは1kmメッシュにおける地形因子とSWEの関係を1kmメッシュの地形因子の情報を持つ50mメッシュに単純展開するものなので、誤差そのものの大きさはメッシュ農業気象データと同程度であると考えています。また、実用面を考えれば、「いつ頃消雪するのか?」、「どちらの消雪が早いか」という情報が重要です。前者は、融雪末期の急速なSWEの減少を考慮すると相当大きな誤差を許容できます(添付1)。後者は、狭い領域内(営農者の所有する圃場分布の範囲内)での地形の融雪への早晩関係を影響を評価するものだと考えれば、こちらも大きな誤差を許容できると考えます。
二つ質問があります。
一つ目は、推定値に対する実況値はメッシュ農業気象データの値なのでしょうか?もしそうだとすると、50m解像度のデータとしての検証としては十分ではないように感じました。
二つ目は、積雪深や融雪量などに対して、全体的に特に影響の強い地形因子はあるでしょうか?年や降雪パターンにによって異なる、といった結果もあれば興味深いです。もし分かれば教えてください。よろしくお願いいたします。