返信が遅くなってしまい申し訳ございません。

今回のシミュレーションでは、極相林と仮定してシミュレーションをしています。そのため、フラックスサイト固有のdisturbanceなどの影響の設定はしておりません。ただ、Harvard Forestでは木材の伐採などある程度人の手が加えられている地域であるので、より正確なシミュレーションを行うためには、攪乱の影響を考慮する必要があると考えています。

順化に関しては、群落スケールでの順化というのも実際大きく関わっていると考えています。特に温暖化では飽差などが大きくなることにより、水ストレスのリスクが高くなる結果、炭素吸収量が抑制される傾向があるそうです。しかし、光合成特性が温度、CO2の変化に応じて変化することも明らかであるため、順化に対して光合成生理的なアプローチをすることも意義のあることであると考えています。