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モデル間比較
投稿日 | : 2022/12/20(Tue) 11:01 |
投稿者 | : 小南靖弘 |
参照先 | : |
件名 | : Re: モデル間比較 |
投稿日 | : 2022/12/21(Wed) 17:37 |
投稿者 | : 小南靖弘 |
参照先 | : |
丁寧なご説明ありがとうございました。後半部分の説明で何となくわかったような気がします。面白い研究だと思いますので今後のご発展を楽しみにしています。
件名 | : Re: モデル間比較 |
投稿日 | : 2022/12/20(Tue) 20:46 |
投稿者 | : 久米勇太 |
参照先 | : |
ご質問ありがとうございます。
すみません。私の説明に誤りがありました。実際には、CO2順化のみを考慮したモデルが温度上昇に対して負の相関になるのは、温度上昇とCO2上昇が同時に起こっているからであるという説明になります。
また、4枚目のスライドの図もわかりづらくてすみません。左側の緑の曲線と右側の緑の曲線は全く別物であり、右の図は順化を入れた場合は光合成曲線が生育温度の変化に応じて変わるようなモデルになっているということを示したものになっています。
次に温度順化をしているのに何故温度上昇に対して負の相関がみられるのかという質問に関してですが、これは順化を入れてないモデルの光合成の温度依存性が20℃くらいの環境に順応しているためではないかと考えています。まず、どの植物も自身の生育環境に適応しているため、既存のモデルの光合成特性も潜在的に生育環境に順応していると考えています。7枚目の温度順化のスライドの光合成の部分反応の温度依存性のグラフを見ていただけると分かるのですが、カルボキシル化速度では順化なしのモデルのものは20℃の生育温度での温度順化モデルのものと近い特性となっています。そのため、生育温度が20℃に近くなるにつれて、順化モデルと既存モデルの挙動が近づくため、負の相関になると考えています。
すみません。私の説明に誤りがありました。実際には、CO2順化のみを考慮したモデルが温度上昇に対して負の相関になるのは、温度上昇とCO2上昇が同時に起こっているからであるという説明になります。
また、4枚目のスライドの図もわかりづらくてすみません。左側の緑の曲線と右側の緑の曲線は全く別物であり、右の図は順化を入れた場合は光合成曲線が生育温度の変化に応じて変わるようなモデルになっているということを示したものになっています。
次に温度順化をしているのに何故温度上昇に対して負の相関がみられるのかという質問に関してですが、これは順化を入れてないモデルの光合成の温度依存性が20℃くらいの環境に順応しているためではないかと考えています。まず、どの植物も自身の生育環境に適応しているため、既存のモデルの光合成特性も潜在的に生育環境に順応していると考えています。7枚目の温度順化のスライドの光合成の部分反応の温度依存性のグラフを見ていただけると分かるのですが、カルボキシル化速度では順化なしのモデルのものは20℃の生育温度での温度順化モデルのものと近い特性となっています。そのため、生育温度が20℃に近くなるにつれて、順化モデルと既存モデルの挙動が近づくため、負の相関になると考えています。
温度順化だと相対誤差(モデル間差?)は温度に対して正の相関になるはずなのに負になっているのは温度上昇とCO2濃度上昇が一緒に起こっているからとのことでしたが、赤丸も負の相関なのが良くわかりません。4枚目によると温度が高い時の光合成能力は順化なしよりも向上してるのですよね?