質疑応答 - 発表番号(B3)
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fld_nor.gif 生育下限基準
投稿日 : 2022/12/21(Wed) 10:07
投稿者 根本 学
参照先
品質は分かりませんが、北海道の余市でも"ふじ"はそこそこ栽培されているようで、耳にもします。
https://www.satofull.jp/products/list.php?cat=133&s3=1048&cnt=30&p=1

深川や、増毛などではゼロではなさそうですが、ほとんど栽培されていないようなので、
生育下限基準として、余市も参照するのはいかがでしょうか?

現在の生育基準が、生食向けに十分に甘くなることが前提であるならば、例えば甘くならず酸味が強くても収量が得られるなら、シードルなどには向く、というようなこともあるかもしれません。実際、深川や、増毛では、シードルも売りにしています。
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件名 Re: 生育下限基準
投稿日 : 2022/12/23(Fri) 11:08
投稿者 井上 聡
参照先
根本さま、説明が悪くてすみません。
長沼での試験結果の解釈として、生育不足=品質的には成熟しているが果実の肥大が足りない、と理解しています(弘前大伊藤大雄先生との意見交換)。
実際に2005~2006+2013~2015の計5年間の長沼気温は、下限条件とした1982~91年の弘前市果樹園メッシュ気温より低いです。
しかし、2030年代の余市では下限条件を上回るメッシュもありました。2020年代で、すでにそれなりの品質・大きさのふじが採れてもおかしくないと思います。七飯でも採れているようです。
論文が出たら、余市の果樹農家の友人に送って感想聞こうと思っています。
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件名 Re: 生育下限基準
投稿日 : 2022/12/23(Fri) 10:18
投稿者 根本 学
参照先
ご回答ありがとうございます。
中央農試の試験結果は見ておりませんが、デンプンが十分に糖化という基準では、少なくとも長沼では"ふじ"が成熟に至らない、という判定なのですね。青森県産や長野県産ほどではありませんが、余市産もそこそこ美味しいとは思ってはいたのですが、まだまだという事ですね。
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件名 Re: 生育下限基準
投稿日 : 2022/12/21(Wed) 11:22
投稿者 井上 聡
参照先
コメントありがとうございます。
中央農試の試験結果(吉田ら,2018)等によると収穫時果実のヨード反応が2を切っていて、これはデンプンが十分に糖化すなわち成熟しているということを示します。
私は(録画でどうしゃべったか覚えてないのですが)開花が遅く収穫までの果実肥大期間が短いため小玉であるというのが北海道で本格生産に至らない原因だと解釈しています。青森産は1果重350gという大玉で保存性も良いので、消費地で並んだ時に道産には競争力がないと推察しています。醸造用ブドウの酸糖品質とは、ちょっと違う話のように思いました。
今回、RCPにかかわらず2030年代余市では適地も出てくる予測だったので、2020年代でそこそこ大玉なものが出てくるのは不思議ではないと思います。青森vs北海道の時代が来そうですね。
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