会員の皆さま
2020年度総会の編集委員会活動報告でもお知らせしたとおり、昨年度、JSTのジャーナルコンサルティング事業において、英文誌「Journal of Agricultural Meteorology」(JAM)の現状と発展の方向性について専門業者(豪INLEXIO社)のコンサルティングを受けました。その中で、今後もJAMを安定的に発行していくためにはオープンアクセス化が不可欠との指摘があり、それを受けて編集委員会および理事会で審議を行った結果、77巻1号(2021年1月発行)からオープンアクセスジャーナルとして発行することとなりました。
これまでのJAMは、フリーアクセスではありましたが、完全なオープンアクセスではありませんでした。77巻1号からは、著作権を学会に譲渡せず著者帰属とし、二次利用については制限が最も少ないCC-BY(クリエイティブ・コモンズ バージョン4.0)ライセンスを導入します。これにより、JAMは完全なオープンアクセルジャーナルとなり、世界の研究者から論文投稿先としてより選択さるようになると期待しています。
それに先だって、2020年11月1日には投稿規程を一新し、原稿作成要領と一体化した「Journal Policy」を発効させます。「Journal Policy」のうち投稿規程に相当する箇所は従来のものから大幅に内容が拡充されておりますが、これはオープンアクセス化とともに昨今の世界的な潮流である審査・発行プロセスの透明化に対応するためのものです。原稿作成要領の中身(論文の引用方法等)については従来から変更ありません。
新しい投稿規程は
https://agrmet.jp//wp-content/uploads/JAM_JournalPolicy_2020.pdf
に掲載しておりますので、その頃に投稿を予定されている方はお早めにご一読ください。
なお、2020年10月31日までは現行の投稿規程での受付となりますが、同一号内で著作権や二次利用の条件が混在することを避けるため、2020年11月1日以降発行の記事は原則オープンアクセスとなります。
引き続き会員の皆様には研究成果を積極的に投稿していただきますよう重ねてお願い申し上げます。
日本農業気象学会編集委員会